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飛島建設、オリコンサル/中小水力発電を積極展開/21年までに稼働4カ所に  [2020年7月31日3面]

4月に稼働開始した神坂霧ケ原小水力発電所

 飛島建設とオリエンタルコンサルタンツは、中小水力発電事業を積極展開する。両社の共同事業として岐阜県中津川市で2カ所の小水力発電所が稼働中。来年までにさらに2カ所で運転開始を予定している。ESG(環境・社会・企業統治)経営やSDGs(持続可能な開発目標)への貢献といった観点から、今後も事業規模の拡大を目指していく。適地が見つかれば900~1000キロワット規模の水力発電事業も手掛けていく。
 両社は小規模太陽光発電事業に取り組んだ後、小水力発電事業でも連携した。初弾として同市に落合平石小水力発電所を建設。16年に稼働を開始した。第2弾として神坂霧ケ原小水力発電所も4月から発電を始めた。発電機の定格出力は落合平石126キロワット、神坂霧ケ原170キロワット。運転期間はともに固定価格買い取り制度が適用される20年間を予定している。
 両社はさらに2カ所で小水力発電所建設している。長野県安曇野市の三郷黒沢川小水力発電所は来春ころ、山形県米沢市の米沢大平小水力発電所は来秋ころの運転開始を目指している。4カ所とも事業主体は飛島建設・オリエンタルコンサルタンツJV。出資比率は50%ずつとしている。
 北陸地方でも実現可能性調査(FS)を進めている案件があるという。適地を探すことを課題に挙げ、今後は出力が1000キロワット未満の水力発電所も視野に入れている。飛島建設は「ESG経営といった観点から意義があり継続的にやっていきたい」(土木事業本部)、オリエンタルコンサルタンツは「地域と長く関わっていける。地方創生の有望なメニューとなる」(地方創生事業部)としている。

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