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凜/オンデザインパートナーズ・吉村梓さん/対話が導き出す答えに達成感  [2020年8月17日10面]

吉村梓さん

 入社4年目で公園やクラブハウスの設計を担当している。社外の案件に参加できる「自由研究制度」を利用し、美容室をシェアハウスへとリノベーションする企画にも挑戦する。大切にしているのは「自分が楽しみ、行動し、人の意見を受け止める」。現場の職人や街の人との対話から答えを導き出すことにやりがいを感じている。
 人に「魅力を伝える仕事」がしたいと思い、建築やデザインの世界に進もうと決意。大学と大学院で建築構法計画を専攻した。所属した研究室は建築家などを招聘(しょうへい)し、意見交換を重ねるなど自由なスタイルが特徴。「街や人と作品の関係性という視点から建築を眺められた」と振り返る。
 大学院在学中に応募した建築設計事務所のコンペで当選。休学してプロジェクトに取り組んだ後に復学した。「建築作品の格好よさ」に触れる中で作るだけでなく、「作品の使われ方にも踏み込みたい」という思いが募った。オンデザインパートナーズの「利用する人を巻き込んでいく姿勢」に共感し、入社を決めた。
 設計図面を作り込んでも実際、現場に立ってみると「何か違う」と思うことは多い。施主や職人と話し合いながら違いを埋めていくのはとても根気が要る。今は大変さが面白さに変わりつつある。「図面の線の一本一本がコミュニケーションツールだと感じられるようになった」と話す。(よしむら・あずさ)

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