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日本工営/鋼構造物の専門コンサルと業務提携/橋梁点検をワンストップで提供  [2020年9月9日3面]

 日本工営は8日、鋼構造物の設計や点検などを専門とするコンサルタント会社、TTES(東京都目黒区、菅沼久忠社長)と業務提携したと発表した。両社が共同で技術開発し老朽化した橋梁の耐荷性チェックをワンストップで提供。橋梁管理者が行う点検・診断、維持管理の各工程の効率化に貢献する。年度内のサービス開始を目指す。
 TTESが持つ計測・モニタリング技術と日本工営のノウハウを融合する。計測機器を橋梁に設置しトラックなどを走行させてたわみを計測する。経験の少ない作業員でも10~15分程度で計測が完了する。計測結果をクラウドサーバーに集め、ICT(情報通信技術)を駆使して解析。手軽に耐荷性が評価できる。
 コンクリートのコアを採取して圧縮強度を把握する破壊検査が主流の従来手法に比べ、調査に必要な時間とコストが大幅にカットできる。複数の調査対象から補修の優先度が高い橋梁を選択できる。将来的には評価できる橋梁のバリエーションを豊富にしたり、計測データの信頼性を高めたりして維持管理費の削減などに役立てる。
 日本工営によると、全国70万橋の9割を自治体が管理しているという。人手不足に伴う点検効率のアップと点検制度の確保は管理者にとって悩みの種となっていた。

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