論説・コラム

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回転窓/地下に思いをはせる  [2020年9月10日1面]

 街中で多種多様なデザインのマンホールのふたをよく見かける。町おこしに取り組む自治体が新たな観光資源として、名所名跡やアニメキャラクターなどをデザインに取り入れる事例も目立つ▼埼玉県所沢市では国内初のイルミネーションマンホールの設置を始めたという。一昨年から展開中のマンホールふたを使った広告事業を発展。LED照明で夜間に光らせて広告効果を高めた。歩行者の安全や防犯にも役立つ▼地下に整備された下水道や電気・通信ケーブルなどの管理を目的に、作業員が出入りするためのマンホール。漢字では人孔と書く。普段は目立たないインフラ構造物が、地域の新たな魅力発信ツールとして注目を集めることに面白さとうれしさを感じる▼東京・渋谷駅の地下約25メートルに整備された巨大な雨水貯留施設が先月末に供用を開始した。東京都下水道局が管理を担当。約4000トンの雨水を一時的に貯留し、豪雨時の浸水被害を防ぐ。同局の一連の浸水対策は、国土交通省の本年度「循環のみち下水道賞」のグランプリに選ばれた▼きょうは「下水道の日」。地下に隠れ社会を支える施設に思いをはせたい。

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コメント

  • 匿名 より:

    マンホールふたを使った広告事業というのは画期的ですね。気づかなかった。もっとも、これが行きすると街中「目に入るものすべてが広告」という窮屈さもでてくるかもしれません。星新一氏の未来小説を思い出しました。

  • 匿名 より:

    ありましたね。人間そのものが広告を口にするー。10分に1回、スモカスモカ♪のような記憶が。。。
    電柱を地下に埋設と言ってるのにまた広告なのね・・と思ってしまった。息苦しい。。

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