技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

応用地質/AI使うトンネル点検技術を開発/点群データで変状箇所を自動抽出  [2020年9月11日3面]

 応用地質は、人工知能(AI)を駆使して既設トンネルの点検作業を効率化する技術を開発した。3Dレーザースキャナーで取得した点群データを解析し、トンネル内部の画像展開やひび割れした箇所を自動抽出。経験が必要な目視点検よりも高精度な結果を得られる。ヒューマンエラーの防止にもつながる。トンネルの補修を担う施工会社などに提供しインフラの維持管理に貢献する。
 開発技術はトンネル内部の覆工コンクリートを目視点検しながら、レーザー計測で得た点群データをベースに維持管理を効率化する。同社が培ってきた点検技術とノウハウを生かし、ディープラーニング(深層学習)でひび割れといった変状箇所をCADで可視化する。
 目視や打音による点検では、技能者の経験が結果に大きく影響する。人為的ミスも発生しやすい。デジタルカメラの画像を利用した点検方法もあるが、ひび割れの抽出漏れや誤検診など点検精度が不十分だった。
 全国には約1・1万カ所の道路トンネルがある。国土交通省によると、2033年には4割以上のトンネルが供用開始から半世紀を迎える。メンテナンスの効率化は急務となっている。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。