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三井住友建設/橋梁の床版取り換え工事設計支援プログラム開発/寸法図作成を自動化  [2020年9月15日3面]

SMC-Slabのイメージ

 三井住友建設は14日、橋梁の大規模更新事業の床版取り換え工事で、構造寸法図の作成にかかる時間を従来の3分の1に短縮する設計支援プログラムを開発したと発表した。これまで手作業で行っていたPCa(プレキャスト)床版の寸法や形状などの入力を自動化することで作成時間を短縮する。今後、同プログラムに3Dモデルの自動作成機能を追加し、PCa床版の設置作業時の設計図と実配置の可視化による施工の効率化や精度の向上を図る。
 開発したプログラム「SMC-Slab」は、汎用(はんよう)表計算ソフトに入力した各種情報をCADソフトに取り込むだけで、自動的に構造寸法図を作成できる。自動作成された図面の修正や微調整、繰り返し行う検討作業は、再度データを取り込むだけで可能。作業時間が従前と比較して3分の1に短縮できる。
 同社が島根県吉賀町で施工する「中国自動車道(特定更新等)蓼野第二橋他3橋床版取り換え工事」(西日本高速道路発注)に開発したプログラムを初適用した。同工事を皮切りに床版取り換え工事の設計作業への適用を進めている。
 同社は設計、施工、維持管理に至るトータル建設マネジメントシステムの構築に取り組んでいる。その一環としてSMC-Slabを活用した大規模更新事業を展開していく考え。
 床版取り換え工事の構造寸法図の作成では、既設橋梁の紙図面からのCADデータの作成、工場製プレキャスト床版などの形状や寸法などといった情報と、既設橋梁の現地測量データの入力や描写を全て手作業で行っている。これらの作業では、PCa床版の割付けや設置高さ、排水升などの付属物の配置などの検討を繰り返し行うため、時間がかかることが課題だった。

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