論説・コラム

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回転窓/新常態の娯楽  [2020年9月16日1面]

 首都圏有数の遊園地として親しまれ、先月末に94年の歴史に幕を下ろした「としまえん」(東京都練馬区)。世界初とされた流れるプールやドイツ製の回転木馬などが人気を博し、ピーク時の年間来場者は約390万人に達したという▼近年は100万人前後に減少し、今年は新型コロナウイルスの影響で営業自粛を余儀なくされた。6月には営業再開と同時に閉園を発表。跡地に人気映画「ハリー・ポッター」の体験型施設を整備することが決まった▼娯楽の多様化が進み、昔ながらの遊園地が次々と姿を消している。集客力が高く、魅力ある施設であり続けることの難しさは、新たな施設でも同様だ▼テーマパークの勝ち組とされる東京ディズニーランド・ディズニーシーを運営するオリエンタルランドも、コロナ禍で厳しい経営状況が続く。現行の賃金制度で初めて社員の賞与を削減。ショーやパレードの休止で業務が激減したダンサーら契約社員には配置転換や退職を促すようだ▼大規模イベントの開催制限の緩和が進むものの先行きは不透明。過去の成功体験にとらわれず、新常態の娯楽の在り方を考える必要があろう。

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コメント

  • 匿名 より:

    震災後の大変な時期に自粛せず逆に値上げしていた会社だから信用できない・・。

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