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日本道路ら/ダンプ用合材付着防止剤自動散布装置を開発/ドライバーの負担解消  [2020年9月17日3面]

合材付着防止剤の散布状況

 日本道路と田中鉄工(佐賀県基山町、古賀武志社長)は、ダンプトラック向けの「アスファルト合材付着防止剤自動散布装置」を共同開発し、大阪府泉大津市にある泉北りんかい合材センターに初導入した。これまで手作業だった防止剤の散布を自動化し、ドライバーの苦渋作業を解消。荷台からの転落などの事故防止にもつながる。エコマーク付きの防止剤を使用し環境負荷を低減。アスファルト合材の品質低下や防止剤の過散布も防げるという。
 アスファルト合材を工場から施工現場まで運搬する場合、付着を防ぐ薬剤を荷台に散布する。これまではダンプのドライバーが手作業で散布していた。荷台は滑りやすく滑落する可能性があった。高齢や女性のドライバーが増えていることもあり、苦渋作業を減らしより安全に働ける職場を整えるため、自動散布装置を開発。同センターの稼働開始(3月)に合わせ導入した。
 装置は、荷台をノズル付きのホースが1往復する間に250~300ミリリットルの付着防止剤を散布する。10トン、8トン、4トン、3~2トンの4車種に対応。建屋内に装置を2基設置している。付着防止剤は油脂類の使用を禁止し、界面活性剤を配合したエコマーク付きの製品を10倍希釈で使っている。建屋内の油や排水を油回収機と4基の油水分離槽で回収するなど、環境に配慮している。
 日本道路は導入した装置を15日に公開。関西支店の真鍋一郎製販部長は「当社は9年後に100周年を迎える。次の200年を目指して持続可能な企業にしていくためにも、社会貢献を担える設備投資を積極的に行い進化していきたい。同時に人員など体制の整備も充実していきたい」などと説明した。
 今後は同センターでの運用を通じてノウハウを蓄積。装置の改良や全国的な展開などを検討していく方針だ。

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