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新日本空調ら/抗菌ユニットなど開発し換気システム構築/飛まつ感染防止に貢献  [2020年9月18日3面]

可搬式抗菌フィルターユニット

自立型感染防止フード

 新日本空調は汚染物の封じ込め技術を応用したダクト接続型の「可搬式抗菌フィルターユニット」と、患者の頭部を囲い飛沫(ひまつ)を防ぐ「自立型感染防止フード」を活用し、新たな換気システムを構築した。医療現場を含むさまざまな施設での利用を想定。空気の清浄度を保ちながら新型コロナウイルスの飛沫感染防止に貢献する。
 フィルターユニットとフードは工業用関連機器メーカーの日進技研(東京都千代田区、中嶋貴輔社長)と共同開発した。フィルターユニットは▽低騒音ファン▽プレフィルター▽抗菌HEPAフィルター▽操作盤-で構成。本体のキャスターで簡単に移動できる。ガラス繊維のろ材に溶菌酵素を添加した抗菌HEPAフィルターで、ウイルスの不活化や細菌類の滅菌に効果を発揮する。空気清浄機として使うことも可能だ。
 フードは、患者の頭部を覆って排気する仕組み。患者がいすに座った場合とベッドに横たわった場合の両方に適用できる。
 両製品をダクトで接続した「感染症患者診察時の飛沫感染防止システム」も展開する。フード内の飛沫を含んだ空気をユニットで確実にろ過し、室外に排気する。患者のいる室内を陰圧に保ち空気漏れを防ぐ。ろ過した空気を室内に循環することで、空気清浄機としても利用可能。フードで患者の飛沫を防止し医療従事者の感染リスクを低減する。ユニット1台で2台の自立型感染防止フードに接続できる。
 システムは既に受注が確定している。年内納入に向けた調整と機器製作に力を入れる。今後、中大型建物でも対応できるよう可搬式抗菌フィルターユニットの大風量タイプを開発する。大風量型はユニット1台で3~4台のフードに接続可能。顧客のニーズに合わせてシステムを構築していく。

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