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東保証4~9月の取扱実績/請負額2・8%増/コロナ影響なし、7年連続で5兆円台  [2020年10月15日2面]

 東日本建設業保証(東保証)がまとめた9月の公共工事の動向によると、2020年度上期(4~9月)に前払金保証を扱った工事などの請負金額は、前年同期比2・8%増の5兆5059億円となった。新型コロナウイルスで新規発注を停止していた影響がなくなり、7年連続で5兆円台を維持。過去20年間では01年度の5・4兆円を上回り最高水準となった。政府建設投資の本年度見通しなどから、下期も堅調に推移するとみている。
 保証の取扱件数は3・1%増の7万8917件、保証金額は4・2%増の2兆1450億円だった。
 発注者別の請負金額は、国が30・0%増の9140億円、独立行政法人などが6・7%減の7617億円、都道府県が8・7%増の1兆5935億円、市区町村が7・0%減の1兆9043億円、地方公社が3・7%減の538億円、その他が4・3%増の2784億円。国は環境省の福島地方環境事務所で1541億円の大幅な増加となった。都道府県は福島県で366億円、栃木県で214億円の増加。いずれも昨年の台風19号関連の災害復旧工事の計上が多いという。
 規模別の請負金額は、5000万円未満の小規模が4・4%増、5000万円以上5億円未満の中規模が7・4%増、5億円以上の大規模は2・9%減。中小企業向けの工事発注が前年に比べ増加していることが分かった。
 前払金保証事故は7件(前年同期25件)で弁済金額・弁済予定金額は2215万円(1億9604万円)、契約保証事故は5件(25件)で弁済金額・弁済予定金額は1667万円(7115万円)。保証登録企業の倒産は44件(60件)だった。
 9月単月の請負金額は15・0%増の8734億円、取扱件数は10・9%増の1万6321件、保証金額は22・1%増の3572億円だった。請負金額の増加は国がけん引した。環境省は755億円の増加。福島地方環境事務所で中間貯蔵関連の大型工事の計上が重なった。国交省は全地方整備局で前年を上回り、件数は342件から548件に伸びた。

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