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戸田建設/技研に人工光型作物栽培実験施設が完成/農業事業拡大へ研究開始  [2020年10月15日3面]

白色栽培LED装置

 戸田建設は新分野として注力している農業関連で事業規模の拡大を目指す。筑波技術研究所(茨城県つくば市)に人工光型の作物栽培実験施設を整備。植物工場での栽培技術などをより深化する研究を始めた。まずは高付加価値が期待できるイチゴなどの栽培研究に取り組む。実験室内の光や温度、湿度などを効率良く制御し、季節や場所に左右されない農業モデルの構築を目指す。
 実験施設は光の強さや日照時間の長さ、温湿度、二酸化炭素(CO2)濃度が細かく制御でき、条件が異なる環境での栽培実験や地域の気候を再現した栽培実証が可能だ。光源は白色LEDと赤、緑、青の3色混合型LEDを用意。光の違いによる生育比較もできる。出入り口にエアシャワーなどを設置して病害虫の進入を防ぐ。
 同社は農業の6次産業化を目指している茨城県常総市で施設園芸実証ハウス「TODA農房」を稼働させるなど、農業分野に注力している。事業拡大に向け季節や場所に関係なく作物が安定供給できる技術や知見が必要になり、独自の実証施設を設けた。施設園芸や植物工場などの運営ノウハウを蓄積。農業の6次産業化や地方創生など多様な農業モデルを自治体などに提案していく。

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