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ダイキン工業/空調・換気関連新商品を積極投入/換気できるエアコン、11月1日発売  [2020年10月15日3面]

会見する舩田常務執行役員空調営業本部長

 新型コロナウイルスの感染予防対策で室内換気が注目される中、ダイキン工業が店舗や飲食店、一般住宅などさまざまなニーズに対応可能なソリューションの提供に力を注いでいる。今後2年間で空調・換気関連の新商品を30種類以上、市場投入する方針。換気機能を強化した新型ルームエアコンを14日に発表した。冷暖房運転と同時に換気が可能。室内の空気を効率的に循環させ新型コロナの感染予防に貢献する。
 新しいルームエアコンは、▽うるさらX▽うるさらmini▽うるるとさらら天井埋込カセット形シングルフロータイプ▽うるるとさらら床置形▽Vシリーズ-の5種類。11月1日から順次販売する。うるさらXの換気機能を他商品に搭載し換気が可能なエアコンを拡充した。冷暖房機能と換気機能を併せ持つ空調機を販売しているのは同社だけという。
 換気が可能なエアコンは、室外機の吸入ファンから取り込んだ外気を搬送ホースで室内機に運び、室内の空気とともに熱交換器で温調する仕組み。24時間換気システムは、換気扇と自然給気口の組み合わせが一般的だが、常時適切な換気量を確保できる一方で、冬場は冷たく乾いた空気、夏場には暑く湿った空気を給気口から取り込む。室内環境の快適性や省エネルギー性を保つことが難しかった。同社は独自技術の無給水加湿機能をエアコンに搭載。換気しながら加湿・暖房し室内空間の快適性を高める。ルームエアコンは年間で30万台の出荷を目指す。
 9月から業務用換気装置を展開し小規模店舗などで納入している。露出設置形の既設店舗に後付け可能な全熱交換器ユニット「ベンティエール」は企画を立案してからわずか4カ月で市場投入した。給排気の両方でファンを搭載。一般的な飲食店に設置する第3種換気の方法に比べ換気効率が大幅に高まる。露出形のため大規模な工事も不要だ。
 14日に東京都内で開いた会見で、舩田聡常務執行役員空調営業本部長は「家庭用と業務用の幅広い分野の戦略商品と位置付け営業体制強化を図る。ノウハウを生かしてニーズに応えることで技術力をアピールし販売強化を行っていく」と事業戦略の一端を明らかにした。

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