論説・コラム

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回転窓/デジタル通貨  [2020年10月16日1面]

 「精算方法を変えて正解だった」という話を以前、企業の経理担当者から聞いた。交通費などを現金で精算していたが、外回りが多い営業担当者らに渡すタイミングが難しかった。現金を数える手間やミスの懸念もあり、まとめて銀行振り込みする方法に変更したそうだ▼その後、コロナ禍に突入。結果的にリモート対応可能な体制になっていたため、精算の遅れなどを防げた。10月にデジタル明細の規定が緩和された。法人カードで電子決済すれば、支払いと同時に経理データへ反映され精算も不要になる。そうした環境を構築すればさらに手間が減る▼デジタル通貨を見据えた動きも進む。中国広東省の深セン(土へんに川)市で5万人の市民を対象とした実証実験が始まった。世界に先んじようという強い意志を感じる▼日銀は来春にもデジタル通貨の実証実験を始める予定だ。現時点でデジタル通貨を発行する計画はないようだが、先を見た準備は着々と進みそう▼大きな事象が起きれば社会は一気に変わる。デジタル通貨をどう使えば大きな効果が得られるのか。リスクは何か。頭を柔らかくしておくことが必要だろう。

コメント

  • 匿名 より:

    危険なにおいしかしない。目の前にあるものしか信じないから生きてくの大変だんなあ、これから。

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