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川崎重工業/ガス透過膜使う換気システムを開発/オフィスビルなどに快適環境  [2020年10月20日3面]

ガス透過膜を用いた新しい換気システム(実証機)

 川崎重工業は、ガス透過膜を用いた新換気システム「SEPERNA(セパーナ)」を開発した。微小な穴が開いたガス透過膜を活用し、屋外の浮遊微粒子を室内に引き込まず室内の二酸化炭素(CO2)を屋外に放出する。実証機での実験で高い空気浄化性能を確認した。
 セパーナは、従来の換気システムで必要なフィルターが不要。CO2などガス成分の屋外放出時に適切な温湿度の空気を活用することで、換気した空気を調温、調湿する電力消費が削減できる。ガス透過膜の性能向上に向けた研究開発も継続している。装置を小型化しオフィスビルや商業ビルだけでなく、住宅やホテルなど幅広い用途での活用を目指す。旅客船など交通機関への採用も目指す。
 今後、三菱地所が進める東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」の常盤橋タワー内に実証機を設置し、セパーナの有効性を検証する。エアゾール化したしぶきの除去効果も検証していく。

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