BIMのその先を目指して

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BIMのその先を目指して・155/樋口一希/機能強化されたBIM建築設計システム  [2020年10月22日]

GLOOBE Architect(設計BIM)の概要イメージ

 福井コンピュータアーキテクトは、BIM建築設計システム「GLOOBE」の設計支援機能を強化し、施工支援プログラムとCGプログラムをラインアップに加えた「GLOOBE 2021」を11月18日に発売する。合わせて「J-BIM施工図CAD 2021」「GLOOBE VR Ver.4」を同時リリースする。

 □設計・施工・維持管理でのBIMデータの連動性を高めるために設計と維持管理機能を搭載□

 国土交通省は建設現場の「生産性革命」と「働き方改革」の実現に向けて設計・施工・維持管理といった各工程段階におけるBIM/CIMの普及拡大と建設生産・管理システム全体で3次元データを活用するための環境整備に取り組んでいる。「GLOOBE 2021」では、設計・施工・維持管理までの一連のプロセスにおけるBIMデータの連動性を高めるために設計と維持管理機能を搭載する。「GLOOBE」をベースに仮設・土工といった施工支援プログラム「GLOOBE Construction」を新たに開発している。
 プレゼンテーションを支援するCGレンダラー「GLOOBE V-style」をオプションとして追加し、各プログラム間におけるシームレスなデータ連動によって効率的なBIMデータ運用を実現している。

 ◇GLOOBE Architect(設計BIM)
 建築基準法、確認申請、法規関連の強化を行い、主要構造部階別耐火性能の自動割り当て機能と耐火時間の色分け表示を搭載している。IFC/STBファイルで読み込んだBIMデータにも利用可能だ。
 法改正による「延焼のおそれのある部分から除く部分(燃焼するおそれのない部分)」に対応し、3次元モデル上で緩和(除外部分)が確認可能だ。法改正に伴って建具の防火設備性能に関する遮煙遮熱性能や性能時間等を追加、容積率判定の強化として容積率不算入対象の緩和区分を追加し、容積率算定延べ面積の自動計算が可能になっている。

 ◇GLOOBE Construction(施工BIM)
 仮設計画においては、くさび緊結式足場(インチ系・メートル系)の配置計画が可能となっており、梁枠・腕木・布材・先行手すり・アサガオなどの各種部材の入力、張り出し足場やサイズ変更などの編集も3次元モデル上で簡単にシミュレーションができる。
 第88条申請の仮設計画図(平面・立面)の出力や部材数量集計が可能で、重機についてはタワークレーン、移動式クレーン、ショベル、トラックなどの重機・車両を用意している。つり重量、車両軌跡を確認しながら作業計画を立てることも可能だ。
 土工計画においては、福井コンピュータの3次元点群処理システム「TREND-POINT」の点群地形データ読み込み、整地・掘削、Land XML出力、ICT施工機器といったデータの流れを実現し、計画から施工まで効率化を図る。
 施工図作成システム「J-BIM施工図CAD」との連携においては、「J-BIM施工図CAD」で作成した躯体図データとの連携によって生産設計業務の効率化と高精度な施工計画のシミュレーションが可能になっている。

 ◇GLOOBE V-style(CGレンダラー)
 高精細でフォトリアルなCGを簡単に作成可能だ。最新のレンダリングエンジン V-Rayを搭載しており、物理ベースのレンダリング処理で空気感のある雰囲気や細かなディテール演出もできる。フォトリアルな品質と簡便な操作性を両立したことで訴求力の高いビジュアルイメージを作成できる。「GLOOBE Architect 2021」の基本プログラムが必要。

 ◇GLOOBE Model Viewer
 操作性と機能向上により使いやすさを向上、「GLOOBE Construction」にも対応し、施工段階も利用できるViewerに進化している。BIM-FM連携の進化により「FM-Integration」にも連携可能となった。
 〈アーキネットジャパン事務局〉(毎週木曜日掲載)

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