技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

日立製作所/打音検査にAI導入/異常音検知ソリューションを展開  [2020年10月23日3面]

 日立製作所は22日、製品の加工音や打音検査、設備の稼働音などから異常音を検知するソリューションの提案活動を11月2日から始めると発表した。マイク機能を持つ無線センサーなどで収集した音を人工知能(AI)で解析する。製品の品質トラブルや設備故障を未然に防ぎ、安定した製品供給につなげる。
 従来、製品検査や設備点検は検査担当者の経験に頼るケースが多い。後継者不足が深刻化する中、自動化や省力化のニーズが高まっていた。製品の聴音検査では市販のマイクを使って音を収集する。AI技術で音源を分離し雑音を除去。検査音や加工音だけを分析する。工場内でさまざまな機械音が交錯する状況下でも異常音を検知する。
 設備点検で使う場合は、日立製作所が独自開発した無線センサーで設備の稼働音を収集・解析し、異常音を把握する。電池で動くため、電源や通信ケーブルの設置が難しい屋外や高所の現場でも容易に設置できる。一度電池を交換すれば5年間は連続稼働するという。価格は個別見積もりとなる。今後は上下水道や発電所のほか、道路や橋梁など社会インフラ点検への導入も目指している。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。