技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

日野自動車、大林組/ダム現場(三重県伊賀市)で大型ダンプ自動運転実証実験開始へ  [2020年10月28日3面]

現場での走行テスト

 日野自動車と大林組は建設現場で大型ダンプの自動運転を実用化するため、水資源機構が建設中の川上ダム(三重県伊賀市)で実証実験を行う。夜間の現場で稼働する搬送ダンプに自動運転車1台を導入。有人ダンプと混在した現実的な状況で運行に与える影響などを検証する。建設現場の自動化に向けた建設機械の連携を念頭にデータを取得する。
 実証実験期間は11月1日から1カ月半を予定。川上ダムは大林組・佐藤工業・日本国土開発JVが本体工事を施工している。
 実証実験では自動運転技術を搭載した日野自動車の大型トラックを使用。現場内約1・3キロを最高時速30キロで走行する。ルートは採取先が日々変わるコンクリート骨材ヤードの位置に応じて設定。狭いカーブや悪路、急勾配箇所を含む。
 車両の走行位置や経路は、GNSS(全地球衛星測位システム)データやカメラ、周辺環境の立体的な様子を捉える技術「LiDAR(ライダー)」で把握。前走車がいる場合は全車速ACC(車間距離制御装置)で安全な距離を保ち、人や障害物を検知すれば停止する。実証では想定外の事象に備えシステム監視者が乗車する。
 2社は実証結果を踏まえ、荷積みから運搬、荷降ろしまでの一貫したオペレーションや、複数の自動運転車を使った現場運用などに取り組んでいく。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。