行事

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

KADOKAWA/ところざわサクラタウン(埼玉県所沢市)が開業/文化発信拠点に  [2020年11月9日5面]

ところざわサクラタウン全景

協定締結式に臨む関係者ら(左から藤本市長、大野知事、松原社長)

 KADOKAWAが埼玉県所沢市に建設していた複合施設「ところざわサクラタウン」が6日全面開業した。アニメやゲームなどのコンテンツを起爆剤に地域の魅力向上を目指す「COOL JAPAN FOREST構想」の中核施設になる。敷地内に整備した美術館や音楽ホール、ホテルなどを駆使し最新のポップカルチャーを発信する。
 同社と埼玉県、所沢市の3者は同日「文化・芸術等の観光コンテンツ活用等における連携・協力に関する協定」を結んだ。アニメなどの舞台になった場所がある自治体とコンテンツを管理する同社が連携し、観光振興や地域活性化を目指す。
 開業式典で同社の松原眞樹社長は「デジタルの時代だが、コンテンツを深く楽しむにはリアルでの鑑賞が不可欠だ。施設を通じ観光や交通などあらゆる産業の発展に貢献したい」と述べた。埼玉県の大野元裕知事は「豊かなコンテンツと県の観光資源を共通のプラットフォームで発信したい」、所沢市の藤本正人市長は「建設プロジェクトが所沢の文化を再認識するきっかけになった」と話した。
 ところざわサクラタウンは大きく三つのエリアに分かれる。隈研吾建築都市設計事務所が建物のデザイン監修を手掛けた「角川武蔵野ミュージアム」は図書館と美術館、博物館を混合した文化複合施設。メインカルチャーからサブカルチャーまで幅広い収蔵品を展示する。
 イベントスペース「ジャパンパビリオン」は二つの音楽ホールで構成。合わせて約1600人を収容する。体験型ホテル「EJアニメホテル」はアニメやゲームの世界観を表現した33の客室とレストランを配置。客室にプロジェクターや本格的な音響装置を導入し、大画面でコンテンツが楽しめる。
 所在地は東所沢和田3の31の3。浄水場があった約4万平方メートルの敷地にRC・S・CFT造地下2階地上5階建て延べ約8万4000平方メートルの施設を建設した。施工は鹿島が担当した。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。