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鹿島、竹延/壁面吹き付け塗装ロボットを共同開発/塗装人工を3割削減  [2020年11月17日3面]

現場での吹き付け作業

 鹿島は16日、建築塗装を手掛ける竹延(大阪市都島区、竹延幸雄社長)と壁面吹き付け塗装ロボットを共同開発し、実工事に初適用したと発表した。センサーにより壁との距離を一定に保ちながら移動し、吹き付けノズルを上下させて壁面を塗装する。1時間当たり110平方メートル以上の壁面を塗装できる。熟練塗装工と同等の品質を確保しながら、作業全体に要する人工を従来に比べて約3割削減できるという。
 同ロボットは、自動走行台車や吹き付けポンプ、吹き付けノズル、設定入力端末などで構成する。一定の速度と角度で塗料の吹き付けノズルを動かすことで、1回の吹き付けで必要な膜厚を確保する。吹き付け塗装の機材に汎用(はんよう)品を採用しており、部品交換などの保守も容易という。
 端部など難易度が高い部位は人が作業するようにすることで、開発期間の短縮や製作コストの抑制、構造の簡素化、操作の簡略化などを図った。開発に当たっては、熟練塗装工が持つ技の数値化やマニュアル化など竹延が以前から取り組んできたノウハウを生かしている。
 兵庫県内の建築現場で部分塗装に適用し、品質や効果を確認した。今後、同ロボットを全国の建築現場に適用していく。現場への適応性を高めて施工範囲の拡大を図る。

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