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三菱地所設計/「ゼロ動線病棟」が意匠登録/医療従事者と患者の動線を分離  [2020年11月19日3面]

 三菱地所設計(東京都千代田区、林総一郎社長)が考案し、医療従事者と患者の動線を分離した「ゼロ動線病棟」が特許庁から意匠登録を受けた。4月に施行された改正意匠法で、デザイン保護の対象が建築物や内装に拡大。病棟空間を提案した同庁から新規性が高く評価され、意匠登録を得た。改正法施行で、国内の病院で意匠登録を受けたのは初めて。
 同社が考案したゼロ動線病棟は、患者とその家族などが使用する専用廊下を屋内外周に配置。中央に医療従事者の執務スペースを設け、廊下と執務スペースに挟まれた形で病室を設ける。採光を重視して壁際に病室を設置する一般的な病棟と違い、医療従事者の働きやすさと患者のプライバシー保護を両立した設計プランとなっている。
 ゼロ動線病棟は医療法人玉昌会が建設を計画し、同社が設計を手掛けた「キラメキテラス ヘルスケアホスピタル」(鹿児島市)に採用。松尾建設が施工し、11月に完成を迎えた。2021年2月の開院を予定する。
 改正意匠法は、従来物品に限定していた保護対象をインターネットに掲載している画像や建築物、内装に範囲を拡大。建築物が持つブランドイメージの向上を目的としている。

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