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大林道路/高耐久アスファルト混合物を開発/半たわみ性舗装の代替に、コスト4割減  [2020年11月19日3面]

耐油性試験の結果(改質ii型〈左〉とタフアスコン)

 大林道路は高耐久アスファルト混合物「タフアスコン」を開発した。従来のアスファルト混合物と比較して耐流動性、耐油性に優れる。半たわみ性舗装と同等の性能を持ちながら、半たわみ性舗装よりも工程が少なく工期短縮が可能になる。今後は半たわみ性舗装の代替舗装として重交通路線に展開し、年間10万平方メートル程度の施工を目指す。
 タフアスコンはポリマー改質アスファルトii型に特殊添加材として熱可塑性樹脂を加えた高耐久アスファルト混合物で、耐流動性・耐油性が高い点が特長。製造が容易で一般的なアスファルト混合物と同様に運搬・施工できる。一般的な舗装と比較してコストは20~40%増になるが、半たわみ性舗装との比較で40%のコスト縮減が図れる。
 耐油性が高く、供用時の油漏れによるアスファルトの軟化を抑制する。耐油性試験でポリマー改質ii型アスファルト混合物とタフアスコンを比較したところ、ポリマー改質ii型アスファルト混合物はアスファルトモルタルが流出して骨材が露出した状態になってしまったのに対し、タフアスコンは流出がないことを確認した。
 舗装の上を走行する車両がハンドルを切ったり、タイヤが急カーブを描いたりした時の耐性が高く、ポリマー改質ii型アスファルトと比較して3倍程度優れる。また半たわみ性舗装と違い、施工時のミルク注入工が不要。そのため半たわみ性舗装と比較して工期が約50%短縮できる。
 物流の増加で車両の大型化が進み、一般道路でも舗装の耐久性が求められている。重交通道路に適用される半たわみ性舗装はアスコン系舗装と比較して工期が長くコストも割高になることが課題だった。

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