行政・団体

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

土木学会/漫才コンビ・元気丸を土木広報大使に任命/笑いの力で土木の魅力伝える  [2020年11月20日1面]

土木広報大使に就任した元気丸の北岡さん〈右〉と水戸さん=18日、東京都新宿区の土木学会で

 漫才で土木の魅力を伝えたい-。11月18日の「土木の日」に合わせ、土木学会(家田仁会長)が漫才コンビ・元気丸を土木広報大使に任命した。任期は2年。元気丸は「土木あるある」や「土木エピソード」といった現場監督の経験を生かした漫才が持ち味。広報大使として、土木への理解を広める活動に力を入れる。
 土木広報大使は「伝わる広報」をキーワードに、同学会が取り組んできた広報活動の一環。学生時代に知り合い、ともに土木の現場監督を経て芸の道を志した元気丸を初代に選んだ。元気丸は広島市出身の水戸竜司さん(32)と北岡一成さん(31)が2014年に結成。呉工業高等専門学校で学び、建設会社で勤務した経験がある。2級土木施工管理技士の資格を持つ。
 18日に東京都新宿区の土木学会で土木広報大使の委嘱式が開かれた。ボケ担当の北岡さんは「大役に抜てきしてもらい、黒部ダムが完成した時のような喜びを感じている」と笑いを誘った。「いったん離れたことで土木のすごさや素晴らしさ、ありがたさに気付いた」と強調。「より多くの方に知ってもらい、土木への理解を深めてもらえるよう、土木の窓口としてしっかり活動したい」と意気込みを語った。
 ツッコミ担当の水戸さんは「好きの反対は嫌いではなく無関心だ」とのマザーテレサの言葉を引用。「土木も関心さえ持ってもらえれば、どんどん好きになってもらえる」と述べた。「1の関心を10、10から100にするよりも、0の関心を1にする方が難しい。漫才や演芸の力は有効に使える。より良い土木漫才に精進し、次も続投したい」と早くも次期大使への意欲を見せた。
 土木の日は1987年に制定された。学会の創立記念日である11月24日までの1週間を「くらしと土木の週間」として、一般市民を対象としたイベントや活動を展開している。
 当たり前の豊かな暮らしを支える土木と市民を結ぶ中心的役割を担うのが2015年に設立した土木広報センター。小松淳センター長は元気丸の2人に対し「いろいろなメディアに出て、土木を広報してもらいたい」と期待を込めた。塚田幸広専務理事は「土木学会は学会という固いイメージがある。土木は楽しいということをどう伝えるかスクラップ・アンド・ビルドで取り組んでいる。突破口を開いてほしい」とエールを送った。
 元気丸はオフィスまめかな所属。土木学会と建設技術研究所が東京都中央区の地域コミュニティーFMラジオ局・中央エフエムで放送している番組「ドボクのラジオ」(通称ドボラジ)にも出演した。

コメント

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。