工事・計画

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ワタミ/岩手県陸前高田市で農業テーマパーク着工/20年かけ段階整備、野外音楽堂も  [2020年11月20日6面]

ワタミオーガニックランドの完成予想

 ワタミは19日、岩手県陸前高田市で国内初の有機農業をテーマにしたテーマパーク「ワタミオーガニックランド」の本格的な工事に着手した。今後約20年間かけて宿泊施設やレストラン、再生可能エネルギー発電施設、農場、牧場、工房、店舗などを段階的に整備。建築家の隈研吾氏がデザインする国内最大級の野外音楽堂も設ける。東日本大震災から10年を迎える2021年3月に一部開業を目指す。建設費は約60億円。
 19日には現地で地鎮祭を開き、出席したワタミや市などの関係者が工事の無事故・無災害を祈った。神事後、施設の企画運営を担う100%子会社、ワタミオーガニックランドの小出浩平社長は「被災した人たちの明日への活力につながるような場を提供できるようにしたい」と話した。
 建設地は陸前高田市気仙町今泉北地区。敷地面積は約23ヘクタールで東京ドーム5個分の広さに当たる。周辺には震災で大きな津波被害を受けた「高田松原津波復興祈念公園」がある。復興道路として21年内に全線開通が予定されている「三陸沿岸道路」(青森県八戸市~仙台市、延長359キロ)も近くを通る。
 施設では体験型の有機農業テーマパークとして畑作や畜産を体験できるようにし、農作物の生産や販売も行う。年間来場者数は約35万人を想定。一部開業を予定する21年3月から1年後の22年3月には、施設の象徴として隈氏がデザインする最大約5万人収容の「ワタミオーガニックランド野外音楽堂」の開業も目指す。ワタミは国内外から多くの人に来場してもらい、地域の活性化や雇用創出を図りながら陸前高田市の復興を後押ししたい考えだ。
 施設の設計はビオフォルム環境デザイン室(東京都国分寺市)、施工は長谷川建設(陸前高田市)が担当している。

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