技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

三井住友建設/独自高強度コンクリ使ったPCa床版接合工法を開発/現場配筋を省力化  [2020年11月24日3面]

サスティンジョイントのイメージ図

 三井住友建設は20日、独自開発した高性能コンクリート「サスティンクリート」を使ったPCa(プレキャスト)床版の接合工法を開発した。高強度のサスティンクリートを使うことでループ鉄筋などによる補強が不要になり、現場での配筋作業が省力化する。サスティンクリートには産業副産物が使われているため、製造時の二酸化炭素(CO2)排出量を削減し、低炭素化にも貢献する。
 サスティンクリートは鋼繊維を混入した超高強度コンクリート。構成材料の4割に産業副産物を使っており、製造時のCO2排出量を従来の超高強度コンクリートと比較して6割程度に低減できる。
 開発した接合工法「サスティンジョイント」は、PCa床版同士をつなぐ場所打ちコンクリートにサスティンクリートを活用する。サスティンクリートの強度が高いため、従来の接合方法のようにループ鉄筋と補強鉄筋を使わずに十分な接合が可能。現場での配筋作業が省力化する。接合部の幅は従来の接合工法と比較して約4割狭めることができ、接合部に打設するコンクリート量を削減できる。
 従来の超高強度コンクリートのように乾燥による収縮などがなく、ひび割れの発生リスクが低減する。構造的な弱点となりやすい接合部分にサスティンクリートを使うことで床版の高耐久性を実現する。
 高速道路橋などの床版取替工事への適用を目的に曲げ試験などを実施したところ、100年相当の疲労耐久性を持つことを確認した。今後は老朽化した高速道路橋などの床版の取替工事に同工法の適用を提案していく。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。