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長大/21年10月に持ち株会社へ移行/トップに永冶泰司氏、IT関連投資拡大  [2020年11月25日1面]

永冶氏

 長大の永冶泰司社長が日刊建設工業新聞社の取材に応じ、今後の経営戦略を明らかにした。2021年10月1日付で持ち株会社を発足し、永冶氏が経営トップに就く。新会社設立に伴い事業会社となる長大をはじめグループ会社のガバナンス(統治)強化と、IT関連投資の拡大によるサービスの高度化を目指す。地域創生や街づくり関連で収益を積み上げ、30年を目標とする長期経営ビジョンの達成を目指す。
 持ち株会社への移行に伴い、長大と▽基礎地盤コンサルタンツ(東京都江東区、柳浦良行社長)▽長大テック(同中央区、松本成敦社長)▽順風路(同豊島区、吉富広三社長)-などが事業会社となる。持ち株会社の社員数は約100人を予定。長大の経営企画本部や経理部門などを移管。新会社が上場会社となり、長大は上場を廃止する方針だ。
 持ち株会社の経営陣は社外取締役を含め7人を予定する。長大の社長に内定している野本昌弘取締役兼専務執行役員海外事業本部長、基礎地盤コンサルの柳浦社長が副社長として永冶氏を支える。取締役には長大の塩釜浩之取締役兼上席執行役員経営企画本部長を充てる考え。
 持ち株会社の名称は、長大のコーポレートメッセージを引用し「人・夢・技術グループ」を予定する。新規事業の開拓やM&A(企業合併・買収)を進める上で「橋梁に強い社内外のイメージを払拭(ふっしょく)する」(永冶氏)ため、長大の名称を使用しない方針だ。
 DX(デジタルトランスフォーメーション)を軸に、サービスの高度化を推進。このため、持ち株会社が主導してIT関連の設備投資を積極的に図る。地域創生や国が主導するスーパーシティー構想への参画をターゲットに、収益基盤のさらなる強化に努める。経営ビジョンに掲げる国土基盤整備・保全、地域創生など4分野を推進。30年9月期に連結ベースで売上高600億円(21年9月期目標は325億円)を目指す。

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