論説・コラム

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回転窓/人気スポットの条件  [2020年11月26日1面]

 活気が戻りつつあった飲食街も、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて客足は低調のようだ。職場近くの飲食店は年末に向けた稼ぎ時にもかかわらず、忘年会などの予約はほとんど入っていないという▼夜の街に出歩くのを控えていたせいもあり、なじみの店の閉店や新規開店に気付かないこともしばしば。数日前、JR新橋・有楽町駅間に開業した商業空間「日比谷OKUROJI」(東京・内幸町)へ初めて足を踏み入れた▼100年以上の歴史あるれんがアーチの高架橋が特徴的な空間に通路を新設。日比谷や銀座の中心から少し離れた「奥」に位置し、秘めたムード漂う「路地」に、こだわりの物販や飲食店が立ち並ぶ▼都心部の駅近で、穴場感あふれる隠れ家的なエリアならば、人気スポットの条件は十分。当初の6月開業を延期し、感染防止対策を徹底した上で開業したものの、活気あふれる大繁盛といった様子ではないようだ▼コロナ禍で人々の行動・生活様式が変容し、従来のビジネスモデルの変革も不可欠。先行き不透明な状況で判断は難しいだろうが、変化に対応できるかどうかが一段と問われている。

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