BIMのその先を目指して

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BIMのその先を目指して・161/樋口一希/ウエアラブル計測デバイスを国内販売  [2020年12月10日]

NavVisの外観(左)と装着時

 構造計画研究所は、ドイツのスタートアップ企業NavVis GmbH(ミュンヘン、CEO・Felix Reinshagen氏)が開発した次世代ウエアラブル型計測デバイス「NavVis VLX(ナビビズ ブイエルエックス)」の国内販売を開始した。

 □装着して歩くだけで3次元デジタルデータを手軽に取得できるのが最大の特色□

 NavVis VLXは、人間工学(エルゴノミクス)による設計に基づき腰と肩で支えることで身体への負担を軽減するウエアラブル型計測デバイスだ。装着して歩くだけで空間の3次元デジタルデータを手軽に取得することができるのが最大の特色となっている。
 構造計画研究所は、2018年に販売を開始したNavVis社の移動式計測デバイス「NavVis M6」とWebブラウザーでパノラマ写真+点群データによる計測結果を表示・共有可能な「NavVis IndoorViewer」と共に、国内の建築土木業、製造業、小売・サービス業の顧客を中心にNavVis VLXの販売、技術サポート、委託計測サービス、NavVis VLXを活用した技術コンサルティング、システムインテグレーションを提供していく。

 □狭く入り組んだ空間でも短時間での計測が可能となり、手軽に3次元デジタルデータを取得□

 NavVis VLXの利用によって従来の据え置き型のデバイスでは膨大な計測時間を要していた建設現場や工場・プラント施設、施設内の階段やキャットウォーク、複雑な配管・ダクトの周辺など、狭く入り組んだ空間でも短時間での計測が可能となり、手軽に3次元デジタルデータが取得できる。
 計測精度は、据え置き型の計測デバイスと同等の性能を保有しており、計測後の後処理も速やかに行うことができるため、計測業務の大幅な効率化を実現する。重要なインフラ施設や製造工場・プラントにおける保守メンテナンス業務の効率化、施工現場の出来高管理、歴史的建築物の保存、デジタルショールーム構築など多くの用途で活用することが可能だ。
 昨今のコロナ禍により、感染予防の観点から施工現場・製造現場に気軽に行くことが困難になりつつある。NavVis VLXを含めNavVis社の製品を活用することで、不要不急な移動を減らし、遠隔地からの管理・意思決定を行うことも可能となる。
 《製品情報》重さ9・3キログラム、サイズ・高さ108×幅33×奥行き56センチメートル

 □保有する「工学知」を融合させて有益な技術として社会に普及させるべく連携を図る□

 構造計画研究所は15年からNavVis社と業務提携し、日本市場でNavVis社製品の販売とソリューションを展開している。18年には出資契約を締結し、NavVis社の製品・ソリューションと同社の保有する「工学知」を融合させ、有益な技術として社会に普及させるべく連携を図っている。
 NavVis社は、ミュンヘン工科大学の研究プロジェクトから生まれ、ドイツ・ミュンヘンでIndustry4.0やScan-to-BIMをけん引する急成長中のスタートアップ企業だ。世界各国の優良企業をパートナーとし、ダイムラーやフォルクスワーゲンなどドイツ大手自動車会社から高く評価されているほか、シーメンスやドイツテレコムなどの著名な企業でも採用されている。
 ▽NavVis社=設立2013年5月、社員数約200人。会社ウェブサイト(www.navvis.com)
 ◇詳細資料・購入見積もりは製品ページから問い合わせすること。
 https://www.navvis.kke.co.jp/vlx
 〈アーキネットジャパン事務局〉(毎週木曜日掲載)

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