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東京工業大学/Taki Plaza(東京都目黒区)が完成/記念式典開く  [2020年12月15日4面]

完成したTaki Plaza

50年後の世界を表現した「ELEMENTS OF FUTURE」

 東京工業大学が東京都目黒区の大岡山キャンパスに建設していた交流施設「Hisao & Hiroko Taki Plaza」が完成した。設計は隈研吾建築都市設計事務所。鹿島が施工した。飲食店検索サイト・ぐるなびの滝久雄会長から贈られた寄付金(30億円)を整備費に充てた。2021年4月に正式オープンする。
 所在地は大岡山2の12の1。建物はRC造地下2階地上3階建て延べ約4900平方メートルの規模。大岡山のなだらかな地形に着想を得て、地面から屋根までを階段状のスロープでつないだ。
 1階はカフェが入り、出入り口に「AKIRA」などの代表作で知られる漫画家・大友克洋さんのパブリックアート「ELEMENTS OF FUTURE」を飾った。2階は畳張りのベンチを置いた交流スペースに、屋上部分は多目的利用が可能になっている。地下1階は留学などの情報コーナーや会議室、地下2階はイベント会場となる。
 12日に開かれた竣工記念式典には東工大の益一哉学長、建築家の隈研吾氏、鹿島の押味至一社長、滝会長、大友さんらが出席した。
 益学長は「学生がグローバル人材として羽ばたく拠点となる施設だ」と語った。隈氏は「建物内から、本館時計台をはじめとした構内の景色を見渡せるようにした」と設計の要点を説明。東工大OBの押味社長は「母校の施設を建てる貴重な機会をいただき光栄」とコメントした。滝会長は「この地から日本人と外国の方で協力して文化を創り上げたい」、大友さんは「芸術と建築がコラージュした空間」と述べた。
 式典後にはシンポジウム「多様性が生み出す未来~Taki Plaza発~」を開催。学生らを交えて施設の活用方法や国際交流の在り方を語り合った。
 滝会長は大学生の国際交流を進めるため、お茶の水女子大学と東京芸術大学にも10億円を寄付している。お茶の水女子大は19年3月に「国際交流留学生プラザ」を完成させた。東京芸大は「国際交流拠点(仮称)」の整備に前田建設の施工で21年3月に着手。22年3月の完成を予定する。
 設計はいずれも隈研吾建築都市設計事務所。隈氏は「滝会長と複数のプロジェクトでご一緒できることをうれしく思う」と語った。

コメント

  • 匿名 より:

    若い設計士が出てこれないね。譲らないのは団塊の世代だけかと思っていたが、そうではないのか。

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