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日本工営ら/ミャンマーで「緑の復興事業」開始/量子コンピューターで低炭素都市実現  [2020年12月23日3面]

 日本工営ら2社は、量子コンピューターを使って低炭素都市を実現する「グリーンリカバリー(緑の復興)事業」をミャンマー最大の都市ヤンゴン市で開始する。急速な経済成長で課題となっている廃棄物の収集運搬方法などを量子コンピューターで解析。効率的な管理方法をヤンゴン市に提案し、持続可能な社会の構築に貢献する。
 グリーンリカバリー事業は、環境省が採択する「脱炭素社会実現のための都市間連携事業」の一環。日本工営と量子コンピューター関連でビジネスを展開するグルーヴノーツ(福岡市中央区、最首英裕社長)が連携して行う。ヤンゴンと姉妹都市で、廃棄物分野で政府開発援助(ODA)事業に取り組んでいる福岡市から助言を得る。
 グルーヴノーツが展開するクラウドプラットフォーム「マゼランブロックス」を活用し、廃棄物収集運搬業務の効率化につなげる。高度な計算を可能にする「量子アニーリング」と呼ばれる新技術を利用し、作業員のシフトや運搬経路などを管理。運搬車両の稼働回数を最適化して燃料消費の抑制と二酸化炭素(CO2)の排出削減に貢献する。
 経済成長率が6%台を記録するミャンマーは、急速な都市化に伴って廃棄物の発生量が急増している。2011年から5カ年で1・7倍に当たる85万トンを超えるなど、廃棄物問題は喫緊の課題となっている。日本工営とグルーヴノーツがタッグを組み、収集運搬システムの整備を目指す。

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