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戸田建設/大谷清介次期社長が会見/企業価値の向上を追求  [2021年1月4日1面]

大谷次期社長〈左〉と今井社長=20年12月25日、東京都内の本社で

 戸田建設の次期社長に決定した大谷清介取締役兼常務執行役員が東京都内で2020年12月25日に会見し、社長就任後の方針などを明らかにした。大谷次期社長は「21年に創業140年周年を迎える。次の10年に向け総合未来建設業としての方向性を徹底的に追求していく」と語った。今井雅則社長は代表権を持つ会長に就任。新年度を迎える4月1日から新体制に移行し、経営基盤の強化や業容拡大を目指す。
 大谷次期社長は、生産性向上や働き方改革などにつながるDX(デジタルトランスフォーメーション)に注力する考え。主力の建設事業をより強化するため「病院や事務所などの建築工事に加え、都市計画上のさまざまな部分にDXを取り入れ、新たな企業価値を創出したい」と述べた。
 災害対策や交通インフラなどの土木工事にも力を注ぐ。今後の成長が期待できる洋上風力発電について、大谷次期社長は「浮体式の先進企業として高く評価されている」ことを自社の強みに挙げ、「洋上風力を含む環境エネルギー全般の取り組みを強化する」と意欲を見せた。
 組織運営の改革なども積極的に推進し、企業価値の向上を目指す。大谷次期社長は「顧客から選ばれる会社になる必要がある」と指摘。目標達成には「社員が情熱を持って働ける環境整備、グループや協力会社などと強いシナジー(相乗効果)を生み出せるパートナーシップの構築が必要」との考えを示した。
 今井社長は「業績が安定しつつある中、チャレンジの段階から発展の段階に入った。会長と社長が役割を分担して活動強化を図る必要性を感じた」と交代の理由を説明。「数々の大規模現場で修羅場をくぐり抜けてきた強い人間。自分の考えを持ちバランス感覚も素晴らしい」と大谷次期社長の経営手腕に期待した。

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