論説・コラム

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回転窓/ESG経営への対応が問われる時  [2021年1月8日1面]

 新型コロナウイルスの感染拡大で、首都圏が再度の緊急事態宣言発令に追い込まれた。新規感染者数の最多更新が連日報じられる中、新春の日本列島は緊張感に包まれている▼建設業界は繁忙期となる年度末が近づく。人々の暮らしや経済を支える基盤を遅滞なく完成させることが最大の使命。安全や品質、工期などすべての期待に応える必要があり、かじ取りが難しい局面が続く▼コロナ禍以降、多くの産業にかつてないブレーキが掛かった。だが建設業は現場を動かすことで、裾野分野を含めて商流を維持している。結果的に雇用を守り、経済を下支えしている▼多くの苦悩が渦巻く状況下で声高に叫ぶことではないが、静かなる誇りを胸に刻んでおいても良いのではないだろうか。だからこそ、建設業界から感染拡大を招くような事態は防がなければならない▼現場の安全確保はESG(環境・社会・企業統治)経営の「S」の根幹をなす大事な点とアナリストが指摘していた。社会はもちろんのこと、企業活動を後押しする投資家も動向を注視している。現場は非常に苦しい。何とか乗り越えてほしいと願ってやまない。

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