技術・商品
東急建設、石坂産業/建設廃棄物選別ロボットを開発/画像で選別部材を認識 [2021年1月8日3面]
東急建設と産業廃棄物の中間処理を行う石坂産業(埼玉県三芳町、石坂典子社長)は7日、建設現場から出た廃棄物を分別する中間処理プラントの選別作業を自動化するロボットを共同開発したと発表した。画像解析技術を活用し、コンベヤーを流れる廃材の中から木材やプラスチック、金属などを選別しアームで回収する。人力による選別作業と同等のスピードで分別処理が可能という。今春からロボット2台体制による実用化を目指す。
開発した「産棄物選別ロボット」は東急建設の産棄物選別技術をベースに、人工知能(AI)の深層学習(ディープラーニング)機能を使った画像解析技術を活用し、選別作業の自動化を実現した。選別処理の流れは、まずコンベヤーから連続搬送される廃棄物をカメラで撮影し、カラー画像と遠距離画像から廃棄物の種類と位置を特定する。次に設定した対象物だけをロボットアームでつかんだり、吸着したりして回収する。
廃棄物が重なり合った状態でも最上層にある廃棄物を識別できる。コンベヤー上で廃棄物をまばらな状態にしなくても選別できるため、ロボットは既存の搬送ラインに設置できる。ロボット2台を導入した場合の回収処理能力は1時間当たり2500個。作業員による選別と同等のスピードが維持できる。コンベヤーの搬送速度は1分当たり40メートルまで対応可能という。
建設現場から発生した廃棄物のうち、分別が困難な混合廃棄物は中間処理プラントに運搬し、分別・分級を経て適正処理と資源化が行われる。中間処理プラントは一般的に作業員が建設混合廃棄物を粗選別している。作業場所は粉じんが舞うなど作業環境が悪く、負担軽減が課題だった。
開発した「産棄物選別ロボット」は東急建設の産棄物選別技術をベースに、人工知能(AI)の深層学習(ディープラーニング)機能を使った画像解析技術を活用し、選別作業の自動化を実現した。選別処理の流れは、まずコンベヤーから連続搬送される廃棄物をカメラで撮影し、カラー画像と遠距離画像から廃棄物の種類と位置を特定する。次に設定した対象物だけをロボットアームでつかんだり、吸着したりして回収する。
廃棄物が重なり合った状態でも最上層にある廃棄物を識別できる。コンベヤー上で廃棄物をまばらな状態にしなくても選別できるため、ロボットは既存の搬送ラインに設置できる。ロボット2台を導入した場合の回収処理能力は1時間当たり2500個。作業員による選別と同等のスピードが維持できる。コンベヤーの搬送速度は1分当たり40メートルまで対応可能という。
建設現場から発生した廃棄物のうち、分別が困難な混合廃棄物は中間処理プラントに運搬し、分別・分級を経て適正処理と資源化が行われる。中間処理プラントは一般的に作業員が建設混合廃棄物を粗選別している。作業場所は粉じんが舞うなど作業環境が悪く、負担軽減が課題だった。
このジャンルの最新記事
- 鹿島ら/工事進捗を多面的に可視化/デジタルツイン基盤構築、遠隔管理などに活用 [2021年1月22日1面]
- 花王/アスファルト改質剤が駐車場に初採用/原料に廃PET、耐久性5倍に [2021年1月22日3面]
- ジャパンパイル/プレボーリング根固め工法を多機能化/先端支持力2割向上 [2021年1月22日3面]
- ウエアラブル機器メーカーら/軽量化や長時間稼働など開発加速/現場の生産性向上支援 [2021年1月21日3面]
- 東電設計、飛島建設ら4者/PC橋主桁のPC鋼材残存緊張力推定手法を開発 [2021年1月21日3面]





詳説「公共工事標準請負契約約款」建設契約管理の理論と実践(下)
2016年11月から2020年10月まで...続きを読む

建築設備新思想大系~エンジニアの副毒本
ビルや住宅に欠かせない建築設備。そこに関...続きを読む

DVD 実践!専門職種別 送り出し教育-わたしたちは絶対に労働災害を起こさない!-
協力業者側で十分な教育体制を整えて都度送...続きを読む

改正公共工事品確法と運用指針 新・担い手3法で変わる建設産業
2019年に成立した「新・担い手3法」(...続きを読む

続・建設業で本当にあった59話の心温まる物語
建設業で働く「市井の人々」がつづった物...続きを読む