企業・経営
建設技術研究所/宮城県でエネルギー供給事業開始/木質燃料で熱源供給も [2021年1月8日3面]
建設技術研究所は、宮城県内で木質燃料を使用したエネルギー供給事業を開始した。同社と地元の森林事業会社が共同出資でSPC(特定目的会社)を設立。燃料となる木質チップの製造に加え、電熱併給のコージェネレーションシステム(CHP)で冷暖房・給湯用の熱供給と発電エネルギーを売電する。供給事業を通じSDGs(持続可能な開発目標)に貢献する。
同社と木質バイオマス発電事業を展開するウェスタ(宮城県加美町、菅原正義社長)の2社で組織する「ウェスタCHP」が事業主体となる。主伐材や間伐材を仕入れ、燃料用に加工した木質チップの卸売りと発電(合計出力約90キロワット)、熱(約200キロワット)を供給する。
生み出した熱は加美町に隣接する大崎市の住宅には月内、栗原市にある木材加工場には今夏に供給開始する予定だ。発電エネルギーは木質燃料をフル活用した場合、年間で約333メガワット時を見込む。固定価格買い取り制度を活用し、東北電力に売電する。
建設技術研究所が木質燃料を使用してエネルギー供給事業を行うのは初めて。今後は木材が豊富な中山間地を中心に展開する方針。地元産の木材を利用した地産地消型の発電ビジネスを推し進め、「SDGsへの貢献と自社によるプロジェクトの作り込みを図る」(建設技術研究所)考えだ。
同社と木質バイオマス発電事業を展開するウェスタ(宮城県加美町、菅原正義社長)の2社で組織する「ウェスタCHP」が事業主体となる。主伐材や間伐材を仕入れ、燃料用に加工した木質チップの卸売りと発電(合計出力約90キロワット)、熱(約200キロワット)を供給する。
生み出した熱は加美町に隣接する大崎市の住宅には月内、栗原市にある木材加工場には今夏に供給開始する予定だ。発電エネルギーは木質燃料をフル活用した場合、年間で約333メガワット時を見込む。固定価格買い取り制度を活用し、東北電力に売電する。
建設技術研究所が木質燃料を使用してエネルギー供給事業を行うのは初めて。今後は木材が豊富な中山間地を中心に展開する方針。地元産の木材を利用した地産地消型の発電ビジネスを推し進め、「SDGsへの貢献と自社によるプロジェクトの作り込みを図る」(建設技術研究所)考えだ。
このジャンルの最新記事
- 三菱マテリアル/5月に創業150周年/キャッチコピーとロゴマークを決定 [2021年1月22日3面]
- 日水コン/5カ年経営計画/25年12月期に売上高225億円目標、DX関連部署新設 [2021年1月20日3面]
- 九電みらいエナジーら/国内初の大型潮流発電実証事業着手/長崎県五島市沖で機器設置 [2021年1月20日1面]
- 大豊建設/暮らしを守る地下貯留施設や技術紹介/コンセプト動画と特設サイト公開 [2021年1月19日1面]
- 三井不/4月1日に新会社設立/建築・土木分野の技術支援体制を強化 [2021年1月15日1面]





詳説「公共工事標準請負契約約款」建設契約管理の理論と実践(下)
2016年11月から2020年10月まで...続きを読む

建築設備新思想大系~エンジニアの副毒本
ビルや住宅に欠かせない建築設備。そこに関...続きを読む

DVD 実践!専門職種別 送り出し教育-わたしたちは絶対に労働災害を起こさない!-
協力業者側で十分な教育体制を整えて都度送...続きを読む

改正公共工事品確法と運用指針 新・担い手3法で変わる建設産業
2019年に成立した「新・担い手3法」(...続きを読む

続・建設業で本当にあった59話の心温まる物語
建設業で働く「市井の人々」がつづった物...続きを読む