論説・コラム

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寒波襲来/道路管理者、除雪など急ピッチ/高速道路利用控えるメッセージ発信  [2021年1月12日4面]

群馬県建設業協会の会員企業による背嶺峠の除雪作業=8日午前

 前線を伴う低気圧が発達した強い冬型の気圧配置になった影響で、7日からインフラの管理者や建設工事会社が対応に追われた。北日本から西日本にかけて降雪を伴う大荒れの天候になった地域があり、秋田県は大雪被害としては初めて災害救助法を一部の市町村に適用。仙北市では秋田県仙北建設業協会の会員企業などが除雪作業や警戒活動を行った。道路管理者は高速道路の利用を控えるなど情報発信にも努めた。
 10日ごろまで北海道や日本海側、九州北部で大雪、吹雪、暴風などへの警戒が続いた。東日本高速道路会社は、通行止めが予想されることで高速道路の利用を控えるよう早くから呼び掛けた。2020年12月16~18日にかけて関越自動車道で発生した大規模な滞留車両の発生に伴う再発防止策を踏まえ、注意を喚起するメッセージの発出回数を増やした。自力走行できない車両が1台でもあると、「長時間の渋滞や通行止めにつながる恐れがあります」と今まで以上に強い表現で協力を要請。運送事業者や荷主にも迂回(うかい)や運送日の調整を求めた。
 各地では、国や自治体が管理する道路の維持工事を受注している建設会社などが除雪作業を実施。天候に応じて重機による除雪や、凍結防止剤の散布などを行った。群馬県建設業協会は走行に注意が必要な道路や完了した雪氷対策作業の情報をSNS(インターネット交流サイト)で発信した。
 大雪で自衛隊が雪下ろしなどに出動した秋田県は、災害救助法の適用で市町村の除雪費用を国と県が負担することになる。仙北市の担当者によると「(除雪は)例年より出動が増えている」という。2020年12月にまとめた道路除雪計画に基づき、地域住民の協力を得た除雪作業を市内の建設会社などが進めている。

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