技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

三井住友建設ら/風力発電用タワーと架設機械の開発着手/低コストで200m級建設  [2021年1月12日3面]

架設機械のイメージ

 三井住友建設は8日、重量物運搬サービスを展開するオランダ企業のマムートと、風力発電用の200メートル級タワーを建設する工法と架設機械の共同開発に着手したと発表した。タワーの高さが200メートルクラスになった場合、既存のクレーンではタワー頭部に据え付けるナセルやブレードの架設が困難になる。三井住友建設はタワーの構造や建設方法、マムートは三井住友建設の特許であるセルフクライミング工法に対応した架設機械を開発する。
 共同開発する工法は、タワーの部材を架設機械でつり上げながら、通常のクレーンで架設できる初期段階でナセルを頂部に設置し、さらにタワーを組み立てていく。風車のブレードは設置可能な高さまでタワーが達した段階でナセルに取り付ける。大型クレーンを使用しないことで施工費を下げる。稼働している陸上風力発電のリニューアルにも適用できるようにする。
 今後、欧州の基準に詳しい設計コンサルタントとも協働する予定。新工法を活用した風力発電事業への参入も視野に入れる。
 風力発電用のタワーはこれまで、大型クレーンの導入を前提に計画を立案するケースが多かった。つり上げ高さの限界もあり、国内では100メートル前後の高さが主流だった。風力発電施設の大型化を目指すには高さ200メートル級のタワーが必要で、新しい構造や建設方法、架設機械の開発が求められていた。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。