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大雪立ち往生/北陸・中部整備局がテックフォース派遣/東海北陸道などで除雪実施  [2021年1月13日7面]

東海北陸道上り線の滞留車両(富山県小矢部市付近)=中日本高速会社提供

除雪活動状況(小矢部砺波JCT付近)=中日本高速会社提供

 上空に強い寒気を伴った冬型の気圧配置の影響で、北陸地方では9日から11日にかけ記録的な大雪が降り続き、各地で集落の孤立や自動車の立ち往生が発生。中日本高速道路金沢支社管内では東海北陸自動車道と北陸自動車道で一時1800台が足止めされた。新潟、富山、福井の3県は自衛隊に災害派遣を要請。北陸、中部地方整備局もテックフォース(緊急災害対策派遣隊)を組織し除雪車両などを派遣。関係者の必死の作業で11日深夜に高速道路上の立ち往生は解消し、複数区間で続いていた通行止めも12日朝までに解除された。
 新潟県は9日に災害対策本部を設置し対応に当たった。北陸整備局は10日、中日本高速会社の要請を受け緊急除雪班と除雪車両2台を派遣し東海北陸道の除雪を実施。11日には富山県の要請を受け照明車1台を氷見市に派遣した。立ち往生した車のドライバーを支援するため飲料水や食料、携帯トイレを現地に送ったほか、黒部市の要請を受け黒部川の河川敷を雪捨て場として開放した。
 福井県内でも嶺北、奥越地方を中心に通行止めが多発した。県管理道では除雪委託契約を結んでいる地元建設会社に加え、県内の建設会社らが中部縦貫自動車道に並走する国道158号などの除雪を集中的に実施。雪を搬出するダンプトラックの不足が見込まれるため、県は関西広域連合と中部9県1市広域災害時応援連絡協議会にトラック140台、除雪ドーザ30台、除雪ロータリー3台の派遣を要請している。
 福井県建設業協会(坂川進会長)は県との広域応援協定に基づき、積雪量が比較的少ない若狭地区建設業会(小浜市)に除雪作業者の派遣を要請。会員企業が懸命に除雪作業に当たっている。
 今回の大雪で日本高速道路保有・債務返済機構は、北陸道福井IC~金津IC間と東海北陸道福光IC~小矢部砺波JCT間を災害対策基本法に基づく区間指定を行っていたが、放置車両などの移動が完了したため12日朝までに解除した。

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