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パナソニックら/劇場・観覧施設の計画・運用を最適化する評価手法を確立  [2021年1月19日3面]

舞台の見え方のシミュレーションイメージ

 パナソニックとラムサ(横浜市神奈川区、西豊彦代表取締役)、勝又英明東京都市大学教授の3者は18日、劇場・観覧施設の最適な計画・運用を支援する設計評価手法を確立し、特許申請したと発表した。さまざまな身長の観客からの見え方や、一体感・親密性の数値化、照明配置評価が可能で、VR(仮想現実)計画支援システムと連携する。新設のほか既存施設の改修計画にも対応。鑑賞者が購入予定座席の見え方を事前確認するサービスも見据える。
 開発した劇場・観覧施設等評価手法「View-esT(ビューエスト)」は、▽見え方総合評価プログラム▽一体感と親密性の計測・数値化・評価プログラム▽照明配置評価プログラム▽劇場等計画支援VRシステム-で構成する。さまざまな身長による多数の視点から検証することで、舞台が見えやすい座席の劇場やホールを設計することが可能。格子状と千鳥状の座席配列に対応している。
 舞台側から観客が近く詰まって見え、観客側からは舞台をより近く感じて臨場感が高まると、一体感や親密性が高まるという。こうした特性を踏まえて一体感などを数値化し、観客の距離を詰めることなく親密性が増す設計を支援する。照明は、照射対象と光源位置を立体的に計算して図上で評価して良質な配置につなげる。検討内容をVR技術で可視化し、直感的な検証や計画・設計前段階での判断に役立ててもらう。
 勝又教授は「劇場設計者とユーザーや主催者が情報を共有でき、相互理解が深まる」と話している。

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