論説・コラム
回転窓/リーダーの言葉 [2021年1月22日1面]
米国でジョー・バイデン氏が大統領に就任した。懸念されたような混乱はなく、滞りなく就任式は終了。だが爆発的な感染が広がるコロナ禍や国内の深い分断など課題は山積する▼就任式で「すべての国民を団結させることに全霊をささげる。尊厳と敬意を持って互いを扱い、感情を静めよう」と訴えたバイデン大統領。国民内の対立がくすぶるからこそ、リーダーとしての強い意志が必要。今後は具体的な行動と結果が求められる▼米国は国際協調路線に戻る。早速、地球温暖化対策の国際枠組みである「パリ協定」復帰に向けた手続きを進める大統領令に署名。世界と足並みをそろえて、環境対策にも力を注ぐ▼新政権で注目されるのは多様性に富んだ布陣だ。カマラ・ハリス氏が女性初、黒人初の副大統領に就任。先住民のハーランド氏らも名を連ねる。コロナ禍で世界が激変したように不確実さがつきまとう時代で突破力のカギとなるか▼日本も国会論戦が続く。言葉は伝わってくるか、多様な視点から先を見据えた政策を柔軟に打ち出していっているか。危機の中だからこそ、自国の政治をしっかりと見つめるべきだろう。
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コメント
日本はいつも100年遅れている。アジアはなにかが間違っているように思えてならない。確かに今更欧米がーと比較するのはと言うだろうが、個人としても、社会としても、成熟度が違う。政治家の発信力や責任を考えると、ここのところあまりに稚拙だ。