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ジャパンパイル/プレボーリング根固め工法を多機能化/先端支持力2割向上  [2021年1月22日3面]

Smart-MAGNUM工法のイメージ

 ジャパンパイルは、幅広い地盤条件に適用可能な多機能型プレボーリング拡大根固め工法を開発した。掘削径の拡大機能と、杭下の根固め部を延長する機能を兼ね備え、地盤状況に応じて、掘削方法や掘削径、杭下根固め長さを幅広く選択できる。根固め部だけの拡大掘削が可能で、掘削土量の抑制にもつながる。主力商品に位置付け、積極的な営業展開を図る。
 開発した「Smart-MAGNUM工法」は、先端根固め部の径を1~2倍程度まで拡大可能。掘削底面から杭先端までの杭下根固め長さを0~2メートルの範囲で可変可能な機能を搭載し、先端支持力を高めた。既存の「MAGNUM工法」と「Hyper-MEGA工法」の特長を融合しており、「Hyper-MEGA工法」に比べ支持力を最大2割程度向上できるという。
 軸断面積を大きくした高支持力対応節杭「HSタイプ」など高強度化・大径化したパイルを活用する。想定している杭径は300~1200ミリ程度で、最大施工深さは砂質地盤とれき質地盤が68・5メートル、粘土質地盤が63・0メートル。
 掘削深度や充てん液注入量などの施工データはリアルタイムに計測・記録する。ICT(情報通信技術)を活用した杭工事記録システムにより、施工データの一元管理・保管や報告書作成などを効率化し、生産性向上や働き方改革につなげる。
 同工法は、国土交通省から大臣認定を取得済み。引き抜き方向の支持力評価も、日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得しており、地震時に引き抜き力が発生する構造物の設計にも対応しやすくした。
 菅一雅取締役は「設計者が要望する支持力に多機能化で応える」と開発の方向性を話す。「前提条件によって異なるが、従来工法に比べて、およそ1~2割の経済的効果が出る」(広報担当)としている。

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