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国交省/北陸新幹線金沢~敦賀間整備/関係者連絡会議が初会合、情報共有強化へ  [2021年1月25日1面]

金沢・敦賀間工程・事業費管理連絡会議の初会合

 国土交通省は北陸新幹線金沢~敦賀間の開業先延ばしを踏まえ、関係者間の情報共有体制を強化する。工事進捗(しんちょく)や事業執行状況を沿線自治体などと定期的に共有するため連絡会議を発足。22日に東京都内で開いた初会合=写真=では、建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が工事遅延の課題箇所(敦賀駅工区、加賀トンネル工区)を中心に施工状況を説明した。国交省は事業費の契約や支払額を見える化する手法を提案した。
 「金沢・敦賀間工程・事業費管理連絡会議」には▽国交省▽鉄道運輸機構▽JR西日本▽石川県▽福井県-の担当幹部らが出席(一部ウェブ参加)した。冒頭、国交省鉄道局の寺田吉道次長が「忌憚(きたん)のない意見や指摘をいただきたい。厳しい目でチェックしていただければ」とあいさつした。連絡会議では▽各工区の進捗状況(遅延の有無)▽事業費の執行状況(増加要因の有無)▽発生しているリスク要因-を確認する。
 鉄道運輸機構の説明によると、敦賀駅工区で降雨の影響によるコンクリート打設の工程変更があったが、全体工程への影響はないという。調査の結果、加賀トンネル工区でトンネル内のひび割れの拡大が確認された。機構内の有識者会議「トンネル施工技術委員会」で追加対策工事を検討する。調査頻度も増やす方針だ。
 このほか、大雪や新型コロナウイルスの感染などで作業を中断する工区もあったが、いずれも全体工程に影響はないという。
 金沢~敦賀間は2023年春の開業を予定していたが、工事の遅れで24年春に先延ばしになった。事業費も2658億円増える。

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