工事・計画

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大阪府、大阪市/IR実施方針修正案/開業は20年代後半、展示・宿泊施設を段階整備  [2021年2月16日8面]

 大阪府と大阪市は此花区夢洲地区に誘致を目指すカジノを含む統合型リゾート(IR)施設の実施方針の修正案を明らかにした。2027~28年度を目指すとしていた開業想定時期を20年代後半とし、展示施設と宿泊施設は段階的に整備する計画に改める。段階整備の時期や規模も見直しが可能。新型コロナウイルス感染症の拡大で事業者との協議が進まず、事業者側の経営環境の変化も踏まえ方針を改めた。修正案公表に伴い3月頃に参加資格審査の追加受け付けも行う。7月頃に提案書類を受け付け9月頃に事業予定者を選ぶ。
 府市は当初、中核施設となる10万平方メートル以上の展示施設と3000室以上の宿泊施設の整備を条件としていたが、正式に事業がスタートしてから35年間の事業期間中に施設を段階的に整備する条件に緩和し、世界最高水準のIR施設の実現を目指す。
 展示施設は2万平方メートル以上の規模で開業し、開業後15年以内に6万平方メートル以上、事業期間中に10万平方メートル以上へ拡大していく。
 宿泊施設も客室面積10万平方メートルで開業し事業期間中に3000室以上確保する。
 6000人以上が利用できる最大規模の国際会議室を含む国際会議場については当初計画と変わらず開業時に整備しなければならない。
 府市は3月ごろに実施方針を確定し、募集要項なども修正する。事業予定者決定後、22年4月頃に国がIR施設の場所を示す区域整備計画に大阪の計画が盛り込まれるよう申請する予定。国の区域整備計画認定は同年夏頃以降の見込み。事業期間が始まり、土地引き渡しと着工の時期は事業者が提案するが、23年度以降を想定している。
 府市のIR事業者公募で、米国MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスのコンソーシアム(共同事業体)だけが資格審査を申請している。

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