工事・計画

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神奈川県横須賀市/浦賀レンガドック活用策を検討/整備方針策定へ民間需要調査  [2021年2月16日5面]

浦賀レンガドック

 神奈川県横須賀市は2021年度、日本最古級の大型ドライドック「浦賀レンガドック」がある住友重機械工業旧浦賀艦船工場と周辺区域の活用検討に着手する。市は3月末に同社から浦賀レンガドックを含む土地の一部寄付を受ける予定。整備方針を策定するための立地ポテンシャルや民間需要などの調査を委託する。市は対象地を海洋都市実現の重要拠点に位置付け、民間活力の導入も視野に活用策を検討する方針だ。
 21年度予算案に浦賀レンガドック周辺部の活用事業費1050万7000円を計上した。昨年12月に土地の寄付が決まってから、20年度補正予算に6687万4000円を計上し繰越明許も設定している。21年度は浦賀レンガドックの周辺部整備、既設トイレ改修、利活用調査委託、周辺部維持管理などを行う。
 所在地は浦賀4の7の1ほか。全敷地約9・9万平方メートルのうち、浦賀ドックとその周囲を含む2万7645平方メートルが寄贈される予定。工場は03年に閉鎖し資材置き場として使用していた。市は歴史的価値の高いドックの保存や活用を、長年にわたり同社に要望していた。
 市によるとれんが造りのドライドックは1899(明治32)年の建造。当時農商務大臣だった榎本武揚などの提唱で建設が計画された。日本最古級の大型ドライドックで、日本丸や海王丸、青函連絡船、護衛艦など一世紀以上にわたり1000隻を超える船舶を送り出しているという。市はドック部分の保存を前提に、集客やにぎわい創出が可能な機能の集積など、地域活性化につながる活用方法を検討する方針だ。

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