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大成建設、日立造船/シールド機の機械式ビット交換工法を開発/小口径でも短時間で  [2021年2月22日3面]

テセウス工法の概要

 大成建設と日立造船がシールドマシンのビットをマシン内側から交換する工法を共同開発した。ビットが付いたスポークの背面にマシンの内側から人が入れる筒状の可動式マンホールを接続。シールドマシンの内部に作業空間を確保した上で、マンホールを活用してビットを交換する。外径3~4メートル程度の小口径のシールド機でも比較的短時間でビットが交換できる。
 開発した「THESEUS(テセウス)工法」を活用しカッターヘッドを回転すれば、全てのビットを交換できる。マンホールとスポーク背面の接合箇所は継ぎ手をかみ合わせる構造。水圧が掛かる環境でも止水性は確保され、安全にビットが交換できる。
 可動式マンホールは掘削した土砂を後方に排出する機構に干渉しない。シールドマシンの掘削能力を落とさずビット交換機能が付加できる。シールドマシンの実大模型(外径3メートル)を使った実証実験では、ビット1個当たり6~20分程度で交換できた。
 シールドマシンのビットの交換方法は、主にカッターヘッド前面の地中に出て交換する方法と、シールドマシンの内側から交換する方法がある。前面から交換する場合は、作業の足場となる土を凍らせるといった準備が必要になり、工程やコストが増えることや、作業時の安全性が課題だった。内側から交換する方法はマシン内部にスペースを確保することが難しい小口径機には向かず、交換に時間がかかることも課題だった。

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