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前田建設ら3社/グループ全体で永続的成長めざす/10月の新体制移行でトップ会見  [2021年2月26日1面]

会見する(右から)塩入社長、前田社長、今泉社長

 共同持ち株会社の設立による経営統合を発表した前田建設の前田操治社長と前田道路の今泉保彦社長、前田製作所の塩入正章社長が24日に東京都内で会見した。10月1日付で持ち株会社が東証1部に新規上場する。傘下に入る3社は上場を廃止して新体制に移行する。前田社長は「(経営統合を通じて)グループ全体として永続的に成長する総合インフラサービス企業となる」と狙いを説明した。
 経営統合を決断した理由について、前田社長は「DX(デジタルトランスフォーメーション)や人材育成などで相乗効果を出すことが最大の目的。それによって新しい収益基盤を確立し市場で優位性を確立する」と述べた。新体制で総合インフラサービス企業として国内外での地位を確立。国内外の異業種を含めM&A(企業合併・買収)を加速しグループ価値の向上と業容拡大を図る。
 前田社長は「請負だけの事業体制では厳しい。新たな活路を模索しなくてはいけないという危機感は、2000年代が始まった頃から感じていた」と語った。インフラを管理する地方自治体などで技術者が不足している状況を踏まえ、「民間企業によるインフラサービス事業のニーズは増えている。3社が協働することで、維持管理の市場で優位性を発揮していきたい」とした。
 今泉社長は「新たなスタートに向け3社が一体となって戦略を推進し、強固な経営基盤を確立していきたい」、塩入社長は「グループ全体が一体となって永続的成長を遂げるため、これまで以上に連携を強めシナジー(相乗効果)を最大化したい」と述べた。
 社名や事業内容などは5月に発表予定の株式移転計画で明らかにする。

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