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竹中工務店/20年12月期決算/大幅な減収減益、売上高1兆円台は維持  [2021年3月1日1面]

 竹中工務店が2月26日に発表した2020年12月期決算は、連結ベースの売上高が1兆2377億58百万円となった。前期比で8・5%減となったものの8期連続で1兆円台を維持した。工事利益の減少などで営業利益、経常利益、純利益とも大幅に減少。単体の完成工事総利益(粗利益)率は2・5ポイント減の9・2%となった。
 連結ベースの利益は営業利益が397億88百万円(前期比50・4%減)、経常利益が469億54百万円(47・5%減)、純利益が305億28百万円(55・7%減)。石崎亮司財務室長は「新型コロナウイルスに伴う工事コスト増やホテルなど開発事業の低迷が大きな要因」と説明する。
 単体の建設受注高は前期比13・0%減の9380億円で1兆円を下回った。自社設計比率は5・0ポイント減の61・6%だった。次期繰越高は0・4%減となったが1兆2849億円と高水準で推移。デジタル化の推進などで生産性を高め、施工体制を強化していく。
 海外事業は新型コロナの影響が大きく、連結売上高は21・5%減の1203億円にとどまった。海外建設受注高は前期にシンガポールで大型工事を受注した反動などで34・0%減の1186億円となった。
 21年12月期の連結業績予想は売上高1兆2650億円(2・2%増)、営業利益380億円(4・5%減)、経常利益420億円(10・6%減)、純利益295億円(3・4%減)。単体は売上高9800億円(0・9%増)、営業利益330億円(5・2%減)、経常利益380億円(11・6%減)、純利益290億円(4・8%減)。
 単体の建設受注高は1兆円(6・6%増)、粗利益率は前期と同じ9・2%を見込む。「リーマンショック時と異なり、新型コロナは影響に濃淡がある。注視する必要はあるが、大手の一角として単体受注高1兆円は確保したい」(石崎財務室長)と話す。

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