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竹中土木ら/盛り土の転圧管理システム開発/高精度のデータ取得を確認  [2021年3月3日3面]

デュアルマストローラー

 ◇転圧ローラーにGNSS2基と傾斜計を搭載
 竹中土木と測量機器などの製造販売を手掛けるライカジオシステムズ(スイス、日比孝典社長)は、盛り土の品質管理精度を大幅に向上させた転圧管理システムを開発した。転圧ローラーに2基のGNSS(全球測位衛星システム)アンテナと傾斜計を搭載し鉄輪位置を正確に算出。実証試験では、走行軌跡が水平方向20ミリ以下、鉛直方向30ミリ以下の高精度でデータを取得できることを確認した
 従来は1基のGNSSアンテナを運転席の屋根などに設置。転圧箇所との相対距離から計算し転圧箇所の位置座標を算出していた。転圧ローラーはアンテナ設置位置と転圧する鉄輪中心位置が大きく離れ、勾配がある場合や、車体旋回時に誤差が生じていた。
 開発した「Dual Mast Roller(デュアル・マスト・ローラー)」は、転圧ローラーの鉄輪両側に2基のGNSSアンテナと傾斜計を搭載。転圧面に勾配がある場合や車体旋回時でもGNSSアンテナ自体が持つ誤差範囲内で走行軌跡管理を実現する。
 算出した座標を基に鉄輪の方向角と傾斜角を計算し、走行した鉄輪幅で点群データを取得できる。点群密度は2基のGNSSで求めた方向角と基線を基に任意取得でき点群ピッチの設定も可能。点群データをクラウドシステムと連携すれば現場条件に合った新たな管理手法も構築できる。
 今後は点群データから次層のまき出しデータを作成し、クラウドサーバーでブルドーザーと連携する施工管理手法の構築などを目指す。

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