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大林組/免震建物用ケーブルラックの性能確認実験を公開/揺れに追従した変形を確認  [2021年3月9日3面]

ニュートラダー(手前)と従来型

 大林組は8日、地震時の電気・通信ケーブルの損傷リスク軽減を目的に開発した免震建物用ケーブルラック「ニュートラダー」の性能確認実験を報道陣に公開した。ラック同士をピン接続し地震時の揺れに追従して変形する構造。免震建物に対応したケーブルラックは業界初となる。実証実験は同社技術研究所(東京都清瀬市)にある3D振動台で実施。熊本地震など3種類の振動を再現し安全に動作することを確認した。
 ニュートラダーでは、従来のケーブルの地震対策のように長さに余長を持たせる必要が無く、ケーブル長を最適化して省スペースに配線できる。免震建物全般に採用できるが、特にデータセンターや電力施設、放送センター、病院などを対象に提案していく。
 公開実験では兵庫県南部地震や東北地方太平洋沖地震、熊本地震の震動を再現し従来型と比較した。ニュートラダーは複雑な揺れに追従して可動。従来型では振動でケーブルが大きく乱れ、摩擦による傷も確認できた。同社は設計・施工案件を中心に導入を図っていく方針だ。

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