技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

東急建設/外壁被覆改修システムを改良/意匠性損なわず外断熱仕様に  [2021年3月9日3面]

プラスリム工法の改良点

 東急建設は、老朽化したタイル仕上げ外壁を薄型の被覆材で覆い改修する「プラスリム工法」を改良した。従来工法の課題だった外断熱仕様や薄型大判タイルに対応。意匠性を損なわず建物の環境配慮性能を高められるようになった。パネルのはめ込み部分を見直すことではめ込み作業の時間も短縮。作業効率が高まった。
 プラスリム工法は薄型の被覆材と特殊形状の下地を使用する。劣化で仕上材の剥落が懸念される外壁にアンカー固定したアルミ製の下地と、薄型のガラス繊維補強セメント板をはめ込んで取り付け、外壁を改修する。一般的な乾式改修工法と比較してスリムな仕上がりになる。通常は取り付け下地と改修パネルの厚さが最大80~100ミリ程度なのに対し、同工法は補強セメント板に特殊形状のレールを使うことで最低約50ミリの仕上がりになる。
 従来の工法は外断熱仕様に改修する場合、断熱材部分の仕上がりに厚みがでてしまう。改良で納まりを変更することでスリムな仕上がりを実現した。タイルと被覆部材を定着する機械式固定方法を開発し、意匠性が高く需要も高まっている薄型大判タイル仕上げにも対応できるようになった。
 相模原市中央区にある技術研究所の外壁の一部に同工法を適用。3種類の薄型大判タイルで仕上げ施工した。今後は同工法を活用し建物の環境配慮性能を高める改修ニーズに対応していく。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。