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特定技能の海外試験が再始動/越で日本式施工の訓練開始/比は初の現地試験実施  [2021年3月10日1面]

ベトナムで「鉄筋施工」の技能訓練が始まった=8日、ハノイの第一建設短期大学で

 特定技能外国人の建設分野への受け入れに向け、新型コロナウイルスの影響で延期していた海外での技能評価試験が動き始めた。ベトナムで23日に実施する試験に先立ち、現地訓練校で教育訓練がスタート。リモートで日本人講師が日本式の施工を指導している。フィリピンでは9、10日に建設分野で初の海外試験を実施。コロナ対策のため、受験者のいる現地会場と日本をオンラインでつなぎ開催している。
 国土交通省と建設技能人材機構(JAC、才賀清二郎理事長)は2019年度にベトナム、フィリピンで現地試験を実施する予定だったが、新型コロナなどの影響で延期となった。このため20年度に▽鉄筋継ぎ手▽土工▽トンネル推進工▽電気通信-の4職種で国内試験を実施した。
 現地試験もようやく再開の道筋が付いた。23日にベトナムで「鉄筋施工」の試験を実施する。建設分野以外を含めても、ベトナムでの現地開催は初めてとなる。合格者は国交省の受け入れ計画審査や出入国在留管理庁の在留資格審査などを経て、最短で今夏にも就労を開始できる見通しだ。
 JACは試験実施に先立ち、ハノイの第一建設短期大学で教育訓練を開始した。訓練生は20人。2月23日~3月6日にオンラインで学科講習を行い、8日から実技訓練に入った。全国鉄筋工事業協会(全鉄筋、岩田正吾会長)の協力を得て実施。講師として現地のベトナム人とともに、リモートで日本人とベトナム人が対応している。
 フィリピンでは「電気通信」の試験が9、10日、現地と日本をオンラインでつなぎ開催されている。日本側の監督員がモニター越しに、現地受験者の様子を確認する。試験終了後2週間をめどに合格者を公表する。実技は基準点以上で、学科が基準点以下となった受験者を対象に、学科の追試験を4月13日実施する。

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