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鹿島/社長に天野裕正副社長昇格/6月25日就任、新体制で成長・変革  [2021年3月10日1面]

天野次期社長

 鹿島は9日、天野裕正副社長執行役員東京建築支店長が社長に昇格する人事を内定した。6月25日開催予定の定時株主総会後の取締役会・監査役会で正式決定する。押味至一社長は代表権のある会長に就く。両氏は東京都内で同日に会見。天野次期社長は「中核である土木と建築の建設事業の基盤強化と、社会の変化に応じて企業価値を新たに創出することに挑戦していく」と語った。=3面に関連記事
 在任期間が6年となる押味社長は次世代生産システムの構築をはじめ、グループ会社間の連携強化や事業領域の拡大などに注力。東京五輪の関連需要など追い風を受けた建設市場で業績を高めるとともに、グループ経営の基盤整備や社外取締役導入によるガバナンス(統治)強化を推進してきた。
 今後の経営方針について、天野次期社長は「当社には中核の建設業のほか、開発事業や設計・エンジニアリング、維持管理、リニューアルなど多様な機能がある。これらを結び付け、社会の新しいニーズに応えながら経営基盤を安定化し収益を上げる」と説明。産業構造の価値観が大きく変わっていく中で「環境保全と企業収益を並立させ、単に請負の建設業にとらわれず視野を広げて社長の職務を果たしていきたい」と述べた。
 押味社長は「現行の中期経営計画では各年度の事業目標をほぼ達成できたが、全世界で影響を受けているコロナ禍で今後はまったく予断を許さない状況だ」と現況を説明した。
 4月から新中期経営計画(2021~23年度)をスタートするに当たり、「以前から進めてきた中核事業の強化と新たな価値の創出、成長変革に向けた経営基盤の整備と投資を力強く進める必要がある。これらを推進する旗手を次期社長に託し活躍してもらうことにした」と交代理由を述べた。
 天野 裕正氏(あまの・ひろまさ)1977年早稲田大学大学院建設工学修了、鹿島入社。2009年執行役員建築管理本部副本部長、12年同中部支店長、13年常務執行役員、14年専務執行役員東京建築支店長、17年副社長執行役員。神奈川県出身、69歳。

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